世界最高峰のお野菜たち

今回は「アスペルジュ」というレストランを紹介いたします。

http://bieisenka.jp/restaurant/

場所は旭川から車で1時間ほどの美瑛町
 
美瑛町は美しい丘で有名なマチです。ご存じの方も多いことでしょう。
ここの幻想的な風景を求めて、毎年多くの観光客が道内外から訪れます。
私もここ美瑛と、隣の富良野が大好きで、毎年ラベンダーの咲く頃に必ず出かけています。
 
好きな理由は、もちろん雄大な景色もそうなのですが…
美味しいものの宝庫なのです。
特に、肥沃な大地ですくすくと育った新鮮な野菜たち。
その味は、その色合いは、間違いなく世界最高峰。
 
アスペルジュは、その野菜を中心に据えたメニューが自慢のお洒落なレストランです。
札幌の最高級レストラン「モリエール」のシェフ、中道さんがプロデュースしただけのことはあって、レベルの高いお料理の数々。
しかも札幌の相場よりもかなり安い!
 
これはよいお店を見つけました。
 

 

 

モダンですっきりとした清潔感のある佇まい。
キリリと近代的な内外装が、食への期待を高めてくれます。
 
 
アミューズはポテトのパイ包み。
ホクホクで甘みたっぷりです。
 

 

前菜は20種類の地元野菜をちりばめた、とても華やかなプレート。
これがまた美味しいのなんの!
旬の素材本来の甘みや旨味を、余すところ無く食べ尽くすことができます。


 
新鮮極太ゆでアスパラも一緒に。
これは今までの人生の中で、最高のアスパラでした。
言葉もありません。突き抜ける美味の衝撃が、奔流となって全身を駆け巡ります。
 
ちなみに、店名の「アスペルジュ」とは、アスパラガスのこと。
まさにお店の看板を背負った逸品ですね。
 

 

 
自家製マヨネーズと、赤ワインビネガーのソースで味わえます。
どちらも相性抜群。アスパラの美味しさがさらに引き立ちます。
 
 
そしてメインは、地元・美瑛豚のグリエ。
 

 
ハーブの香ばしさと、じんわりあふれ出る旨味たっぷりの肉汁。
そして抜群の歯ごたえが絶妙。

付け合わせとして出された、新玉ねぎのベーコン載せも美味しかったです。

あぁ、大自然の恵みに感謝、感謝なのです。
 
美瑛に立ち寄られた際に自信を持ってオススメできるお店、アスペルジュ。
世界最高峰のお野菜を、思う存分味わってみませんか?
 
 
 


※日記で紹介させていただいたのは、3種類のコースの中で、中間のランクのものです。季節により、またコースによりメニューは異なります。参考としてお読みいただければ幸いです。

「ぽんぽこラー油」できました

このブログでは2回目の紹介となる「赤星」です。
狸小路7丁目商店街の端っこにある、小さなラーメン屋さん。
 
その味や雰囲気は、下記の日記でお伝えしております。
狸小路の果てに・2010年1月8日)
http://d.hatena.ne.jp/hiro1578/20100108/1262957089
 
今日も、その赤星でお昼ごはんをと思い、足を運んだところなのですが…。
サイドメニューの餃子に、なんと「自家製・食べるラー油付き」の文字を発見!
昨今大ブームとなっているアレのことでしょう。
以前から売られていたようなのですが、あまり気にもとめなかったために、
今まで見過ごしておりました。
ちなみに「桃ラー」は品薄状態が続いており、私はいまだに口にしていません。
実は餃子も手作りで美味しい赤星。
これは「桃ラー」がわりに試してみる価値がありそうです。
 
ということで、今日は醤油ラーメンに餃子、そして限定の鶏チャーシューに決定。
まるで赤星のフルコースです。 
 
ちなみに、鶏チャーシューは破格の一皿50円。
人気がありますので、開店直後でないとすぐに売り切れてしまう幻のメニューです。
気になる方はお早めに! 
 
 
 
さてさてやってまいりました。
赤星特製、食べるラー油「ぽんぽこラー油」です。
もちろん「ぽんぽこ」は札幌のシャンゼリゼ狸小路商店街に由来。
可愛らしいネーミングですが、見た目は本格的に辛そうです。
 

 
そしてオススメの食べ方に従い、焼きたての餃子に直接のせちゃいます。
 

 
う〜ん。やはり期待通り。
旨味と辛味のラー油、サクサクと小気味いい具材。
そして溢れる餃子の肉汁が、上手にバランスよく混じり合います。
ただでさえ美味しい餃子が、もう一段贅沢な味わいにレベルアップ。
鼻に抜ける香気も、食欲をさらに増進させます。
これは素晴らしいですね。新しい「食べる」ラー油。
大人気なのも頷けます。
 
横に座っていた二人のお客さんが、帰り際に持ち帰り用を購入していました。
1つ500円。品薄の「桃ラー」の代わりに試してみてはいかがでしょうか?
 
最後に赤星のフルコース画像を。
もちろん、ラーメンの美味しさは不変です。
 

 
これだけ食べても驚愕の850円。
最高のコストパフォーマンス、そして最高の味わい。
赤星、行きませんか?

本物の豚丼

豚丼
 
さて、これはどう読むのでしょうか?
答えは「ぶたどん」です。少なくとも、この北海道では。
 
豚汁は「とんじる」「ぶたじる」と、両方の呼び名が混在していますが、
こと豚丼に限っては、ほぼ全ての北海道民が間違いなく「ぶたどん」と読むでしょう。
 
それだけ「豚丼」は北海道民に深く愛されるメニューなのです。
 
 
豚丼は、もともと十勝・帯広が発祥とされています。
その定義を簡単に説明しますと、

1・厚切りの豚肉(部位は、ロース・ヒレ・バラなど)をじっくり焼いて使用
2・甘辛いタレで味付けを行う
 
このように、とてもシンプルな丼物です。
 
最近は大手外食チェーンなどでも「豚丼」を提供しているのですが、
北海道のそれとは大きく内容が異なる、似て非なるもの。
また、一部では「とんどん」とも称されている場合があります。

 
そのため、あえて「十勝(帯広)豚丼」と呼称するお店もあります。
  
そして今回紹介するのは、そのままズバリ「十勝豚丼」のお店、「いっぴん」です。
  
http://www.konnanodo.com/shop/ippin/
 
本店は帯広市
そして嬉しいことに札幌市内にも数店舗を展開しています。
その中の東雁来店に行ってまいりました。
 

 
最近オープンした郊外型SCの一角に出店。
交通量の多い国道沿いでもあるため、いつも賑わいを見せています。
 
「いっぴん」の特徴は、なんといっても「炭火焼」でしょう。
備長炭と白炭を使用してじっくりと焼き上げられた豚肉は、どこまでもジューシィ。
滴り落ちる肉汁が、極上の旨みいっぱいであることを主張します。
そしてその肉の大きさも特筆もの。フタに収まりきらないほどなのです。
もちろん、肉は毎日十勝から直送。正真正銘の十勝豚丼です。
 

 
パカっと開けると、そこは豚肉の華麗な一人舞台。
 


 
心地よく鼻の奥をくすぐる香ばしさと、ツヤツヤと美しい光沢。
このビジュアルは、もはや反則的ですね。
ある人の言葉を借りれば、宝石箱そのものです。
 

 
そして、もうひとつの主役・タレにも注目。
ここでは、北海道民なら誰でも知っている「ソラチ」の製品を使用しています。
甘すぎず辛すぎず。
炭の香りを活かしつつ、美味しさをギュッと引き立てるバランスは見事。
それもそのはず、この「いっぴん」はソラチが経営してるのです。
タレのことを知り尽くしたソラチが、いよいよ本気を出してきたようですね。
  
極上の十勝豚肉と、旨みを引き出しつくす調理法、そしてそれらを纏めあげるタレ。
三位一体のコラボレーションは、まさに逸品。
 
さぁ、ぜひ一度味わってみてください。
これが本物の「豚丼」です。

 
[rakuten:dinos:10052167:detail]

甘い罠、至高の誘惑。

「ドゥーブルフロマージュ」をご存じの方も多いかと思います。
小樽の洋菓子店、LeTAO(ルタオ)で一番人気のチーズケーキ。
各地で開催される「北海道物産展」でも、トップクラスの大人気スイーツとのこと。
最近はいろいろなメディアで紹介されています。
 
 
ベイクドクリームチーズマスカルポーネのレアチーズを使用。
食感の違う2層に分かれている、とっても贅沢なケーキです。
ふんわりとした舌触りのスポンジと、とことんなめらかなレアチーズ。
まろやかな風味はどこまでも爽やか、そしていつまでも飽きのこない絶妙なコク。
 
この美味しさは、一度食べてみなければわかりません。
まさに小樽が生んだ、至高の逸品です。
 
そのドゥーブルフロマージュで有名な「ルタオ」ですが、
札幌にもお洒落なカフェがあるのです。
駅前通りに面した、三越の別館2F。「Amai-Wana」(アマイ・ワナ)がそれ。
 
明るくて開放的な店内が印象的。
何人もの職人さんたちが一生懸命作業している厨房もオープンとなっています。
 

 
ここでは軽食も味わえるのですが、なんといってもオススメなのがこれ。
「ドゥーブルプレート」です。
プレーンとショコラに加え、季節のドゥーブルが楽しめる見た目も美しいメニュー。

 

 
この時期はストロベリーでした。
色鮮やかなフルーツや、凝りに凝ったトッピングがドゥーブルに華を添えます。

自宅で味わうのとはまた別次元。
優雅な至高の時間を、心ゆくまで味わえます。
 
また一緒に提供されるフレーバーティーも最高。
スタッフが厳選した茶葉に、工夫を凝らした香り付け。
コーヒーも良いですが、ここはホットのフレーバーティーを選ぶのがベスト。

 
もちろん軽食メニューも魅力的です。以前食べたメニューを参考までに。
 

 

 
お洒落で美味しい、甘い罠。
素敵な午後のひとときに、ふっと誘われてみるのもいいかもしれませんね。

魅惑のパン世界へようこそ

まるで、おとぎの国に迷い込んだかのよう。
とっても可愛らしく、そしてどこまでも美味しそうなパンの山。
大きな食パン。小さなあんパン。
ボリュームたっぷりのサンドイッチに、さくさくのラスク。
香ばしさに満ちあふれたお店の中は、お客さんの嬉しそうな笑顔でいっぱいです。
 

 
パン屋さんは、みんなをちょっぴり幸せにする魔法の国。
 
今回紹介するのは、札幌市内に5店舗を展開する「どんぐり」です。
(HPによると、6店舗目も計画中とか…!)
その中でも、唯一「石窯」を使っているという森林公園店に行ってきました。
http://www.donguri-bake.co.jp/index.shtml
 

 
瀟洒な住宅や高層マンションが立ち並ぶ、新興住宅街の真ん中にあります。
とってもお洒落な店構え。
お客さんもひっきりなしにやってきます。
 
ここのパンの魅力は、もちろんその味。
道産の小麦を使用し、焼きたてにこだわったパンは、そのどれもがハイレベル。
頬張るたびにジュワッと広がる美味しさに、思わず笑顔がこぼれてきます。
 
なかでもオススメは、ちくわパン。
下の画像の一番手前に写っているものです。
北海道ではおなじみの調理パン。ちなみに、この「どんぐり」が発祥です。
しんなりとしたちくわと、たっぷり詰め込まれたツナが相性バツグン。
一度食べるとその魅力にイチコロなのです。要注意!!


 
 
そのほかの調理パン、菓子パン、フルーツ系のパンもどれもが美味しいです。
画像でご確認ください。味までつたえきれないのが残念です。


 

 
おいしいパンを食べたくなったら、迷わず「どんぐり」へ。
魅惑のパン世界が、あなたを待っています。


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醤油のチカラ

今回紹介するのは「銀波露」です。
最近いろいろな雑誌でも紹介され、安定した人気のある有名ラーメン店。
大麻江別市)に1店舗、そして数年前には札幌市内にも出店。
着実にファンを増やしています。
 
香ばしい醤油と胡麻の香り、歯ぎれがよくてコシの強い麺。
強火力で炒められ、旨味と甘味が存分に引き出された野菜。
そしてそれらを上手にまとめ上げる、まろやかな味わいのスープ。
 
ここの醤油ラーメンは絶品です。
醤油が本来もっている、風味というチカラを存分に引き出しているように思います。

醤油ラーメン 650円 

サイドメニューも美味しいです。ネギマヨ&餃子。 

 


元気のよい店員さんと、リーズナブルな値段設定も銀波露の魅力。
 
そんな中、このようなものが先日届きました。
スタンプを集めた人だけに贈られる特典。割引はがきです。
今回は限定メニューの案内つき。これは食べない訳にはいきません。

 
というわけで今日食べたのはこれ。
「柚子鶏醤油麺」です。
5月末までの限定メニュー。
 

 
銀波露らしいコシの強い麺と、あっさりめのスープ。
ほんのり漂う上品な柚子の香りが、とてもスープにマッチします。
具材は珍しいワンタン入り。これがたっぷりとスープを含んで美味しいのなんの。

銀波露の新しい一面を発見しました。
期間限定なのが惜しいところなのですが、食べてみる価値アリの逸品です。
なお、札幌店でも独自の限定メニューを提供中とのこと。
そちらも要チェックですね。

 
 
Aが札幌店、Bが江別大麻店です。

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札幌ラーメン・正統派

札幌、それはラーメンの街。
以前もそんな内容の日記を書きました。
 
http://d.hatena.ne.jp/hiro1578/20100109/1263013459
 
あの花森安治氏が感銘を受けた札幌のラーメンは、いまや百花繚乱の爛熟期を迎えています。
 

東北以北最大となる、190万もの人口を抱えた北緯43度の大都会、札幌。
まさにここは「ラーメン戦争」の舞台。
個性溢れるラーメン屋さんが、日々その味を競い合っています。
ある店はスープに魂を注ぎ、またある店は斬新な具で勝負。
札幌ラーメン=味噌というのも既に過去の話。
進化と、そして淘汰が激しいのも、札幌ラーメンの特徴と言えるでしょう。

その一方で、純粋な札幌風の味噌ラーメンは、一時期のブームが沈静化した今となっては、残念ながら探しだすのが難しい状況なのです。
 
そのような中、一つのお店に巡り合いました。
「喜來登」(きらいと)という、狸小路5丁目にあるお店。
 

 
ここで久しぶりに、ホッとする札幌ラーメンに出会うことができたのです。
 

 
白濁した味噌ベースのスープ。
たっぷりのモヤシ、そして細かく刻まれたネギ。

 

 

縮れの強い、黄色く輝く中太麺。
ゴロンと大胆に入れられた豚挽肉。
そう、これがまさに札幌ラーメンのビジュアルそのものです。 
 
 
 
さぁ、さっそくスープを口にします。
すると「薄い」見た目からは想像もつかないほどの深いコク。
上品で控えめな甘みが一杯に広がってていきます。
たっぷりの野菜たちと豚挽肉、そしてちょっぴり固茹での麺と絡めて、喉の奥に流し込む倖せ。これぞ「正統派札幌ラーメン」の醍醐味です。
びっくりするぐらいに高く聳える「ネギタワー」がこの店の特徴。
 
あぁ、美味しい。
とても美味しい。
札幌ラーメン、最高です。
 

まだまだ寒い札幌の4月に味わった、心と体がほんのりと暖まる、絶品のラーメンでした。
  
店員さんの応対も、とても丁寧で気持ちが良いです。
何度も足を運びたくなるお店ですね。 
 
 


 

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