デミグラスソースの魅力

以前は、伏古公園近くの目立たない場所にあった「ユっぴー」という個人経営のレストラン。その頃から「とってもおいしい!」と評判のデミグラスソースをめあてに、何度か足を運んだことがありました。
昭和の香りのするレトロで懐かしい雰囲気のお店。
小さな店内は、いつもお客さんで賑わっていました。
 
その「ユっぴー」が、国道275号線沿いの広い場所に移転。
広くて綺麗に、そしてお洒落になりました。
 
最初にも書きましたが、ここの魅力は極上の「デミグラスソース」です。
鼻孔を心地良くくすぐる香り。ほんのりと甘みがあって、コクが深く、ハンバーグやカツレツなどによく合います。
 

 
ボリュームもかなりのもの。
上の写真はポークカツレツです。
なみなみと注がれた極上デミグラスソースの中で泳ぐカツは絶品。
たっぷり添えられた野菜のグラッセも、ソースとの相性が抜群です。

ハンバーグやビーフシチューも人気メニュー。
同じようにデミグラスソースがたっぷりです。
お店が伏古にあったときは「裏メニュー」だったオムライスも、こちらではメニューにしっかりと記載。これもいつか食べてみたいですね。
また、パスタもいろいろなバリエーションがあります。
  
そしてなんとランチセットは780円とのこと。嬉しい低価格です。
 
お洒落なレストランに生まれ変わった「ユっぴー」ですが、以前の「街の洋食屋さん」の味わいと雰囲気は健在です。
 

Diner de Noël 2010 IN 虫狩 〜聖夜の奇跡〜

16日よりスタートした、今年の虫狩クリスマスディナー。
お店のブログによりますと、年末の12月29日まで無休で営業(クリスマス特別コースもOK)とのことですので、今からでも間に合いますよ!
 
今年のコースは3種類。
Cコース(9,371円)、Dコース(11,576円)、Xコース(15,000円)の中からチョイスすることとなります。 
  
今回は中間の「Dコース」にしてみました。
それでは早速ご紹介いたしましょう〜。
 
1品目

ロワイヤル、つまり洋風茶碗蒸しです。
素敵なディナーのプロローグを飾るに相応しい味と香り。
セップ茸(伊:ポルチーニ)の濃厚で深みのあるコクが滲み出ます。やはりフレンチには欠かせない茸。上質なセップは、その香りを嗅ぐだけでも幸せな気分になれます。
鮮やかな濃緑色のソースと、ふんわりと軽い触感のクリームが好相性。
仄かに優しく香るニンニクが食欲を心地良く刺激してくれます。
 
2品目

ぷりぷりの食感が嬉しいオマール海老です。
これはまさに「虫狩」さんらしい、酸味と香味のバランスが見事に調和した味。
グリビッシュソースが、オマール海老と新鮮なお野菜をお互いに程良く絡めとって、お口の中でひとつの作品として纏め上げてくれます。
珍しい金針菜もトッピング。
見た目純然たるフレンチに、ちょっとしたアクセントを加えてくれました。
 
3品目

これはものすごい大発見だと思うのです。
りんごのピューレが、これほどフォアグラに合うものだったとは。
極上の脂が滴るフォアグラ。その深くて繊細な旨みと、甘酸っぱいピューレの調和。
舌が、頬が、驚きのあまりにその動きを止めてしまうほどの衝撃。
リンゴのピューレという繊細で美味なヴェールを纏ったフォアグラを、スプーンで掬いながら食べるという贅沢は、聖夜のみに許された奇跡なのでしょうか。
 
4品目

毎回のように新しい美味しさを提供してくれる、虫狩さんの鮑料理。
そしてそのお味は、もちろん期待通り。
香りのよい岩のりをふんだんにあしらい、リゾットと合わせてきました。
心地よい歯ごたえの残されたリゾットが、鮑の旨みと岩のりの香りにマッチ。
鮑本体の食感も、肝の独特の香りも楽しめる、見事な一品でした。
 
5品目

今回の牛肉は、「十勝産黒毛和牛」とのこと。
厚みは2cm以上あったでしょうか。それでもナイフをあてがうと、なんの抵抗もなくスッと切れてしまうのです。
その反則的な柔らかさと、そこから次々と溢れ出るきらびやかな肉汁。
もちろんその旨味は極上そのもの。上に添えられたコンデマンも、その酸味がお肉にとってもよく合います。
  
 
 


この他に、最後の締めを「チーズ盛り合わせ」か「お茶漬け」から、
デザートは3品の中から1品を選ぶことができます。
 
特に今回ご紹介した中でも、3品目のフォアグラについては、虫狩シェフご自身が「最高の出来」と仰る通り、文句なしの圧倒的な美味でございました。
 
「虫狩」の良さは、味ももちろんですが、シェフとの距離の近さもあります。
いつも料理の感想を直接伝えることがきますし、またシェフご自身からもいろいろとお話を聞くことができるので、料理を堪能した後のひとときも楽しく過ごすことができます。スタッフさんの心遣いあふれる接客も心地良い、とても居心地の良いお店です。

 
聖夜の奇跡を、ぜひ「レストラン虫狩」で味わってみませんか。

フルーツケーキファクトリー

札幌市内に10店舗ほど展開している、人気のお店。
「フルーツケーキファクトリー」
http://www.fruitscakefactory.com/
今回はその総本店、大通り店を紹介します。

場所は便利な大通りのど真ん中。
4プラ、パルコ、三越などから至近です。
 
一年を通して、とっても美味しいフルーツケーキが味わえるお店です。
その特徴は、ちょっと大きめで食べ応え抜群。そして、季節ごとに様々な趣向を凝らしたオリジナリティあふれる魅力的なタルトがラインナップされるのも、人気の秘密となっています。
 
中でも「イチゴ」にはかなりのチカラが入っています。
上記サイト内でも詳しく触れられていますが、お店のロゴにもあしらわれているイチゴがフルーツケーキファクトリーの原点。
基準に満たないイチゴしか入手できない時期には、イチゴタルトを店頭には置かないという徹底ぶりです。常に美味しさを追求する姿勢は素晴らしいですね。
 
もちろん、イチゴタルト以外にも美味しいタルトがいっぱい。
 
洋なし

 
ぶどう(巨峰)

 
マロン

 
今は秋のフルーツが美味しいです。
 
一番のおすすめは、好きなケーキとコーヒーなどのドリンクがセットで700円というお得なケーキセット。
もちろん、どんな値段のタルトやケーキでも700円です。
組み合わせによっては、かなりお得になることも…!
 
大通り周辺でお買い物に疲れたときに、ふらっと立ち寄って甘いものに癒されたい。
そんな時にはフルーツケーキファクトリーへ。
キラキラ輝く素敵なフルーツが、美味しくお出迎えしてくれますよ! 

夏おわりの爽やかランチ

夏の終わりに、素敵なランチをいただいてきました。
いつもの「虫狩」さんです。

実は当ブログのアクセス解析を見ていると、「虫狩」「ランチ」でこられている方がたくさんいらっしゃいます。
そこで今回、通算4回目となる虫狩のお料理紹介で、その素敵な魅力をお知らせいたします。味まで伝えられれば最高なのですが、それは画像と文章で補完なさってください。
 
 
 
さて、最初はアミューズの3点盛り。
今回はアンチョビのミニクロワッサン、マツカワのマリネ、フルーツトマトのピューレです。
クロワッサンの可愛さは食べるのがもったいないほど。
その見た目からは想像がつかぬほど、しっかりとした深みのある味わいです。
マツカワの小気味よい歯ごたえ。ピューレの爽やかな喉越し。
極上ランチのオープニングにぴったりでした。
 

 
 
 

前菜はもちろんエゾアワビのステーキ。
今回はカラスミのソースでした。
深くて濃いコクと旨みがいっぱいに広がります。
アワビ本体の歯ごたえと肝の部分の香りの良さは、いつものように感動的。
厚みのあるこのボリューム感は、ここでないと味わえません。

 
 
 
 
冷製パスタは、夏野菜がたっぷり。
セロリときゅうり、トマトのブロックがとても色鮮やかです。
生北寄貝と帆立貝柱がアクセント。
ほんのりと甘みを感じる海の幸に、とれたての山の幸の融合です。
酸味のあるドレッシングでまとめられた、さっぱりとした美味しさの一品でした。

 
 
 

メインは魚料理をセレクトしました。
アミューズでも振舞われたマツカワを、今度は網焼きに。
ふんわりと焼き上げられたスズキと「天使の海老」も一緒。
マツカワのパリパリに焼かれた皮は、なんとも上品な香ばしさです。
そして「天使の海老」は、まさに極上の食材でした。
プリッとした食感に、エビ本来のもつ力強い風味が感動的に凝縮されています。
この「天使の海老」はインドネシアに広がるマングローブの海で、薬品や添加物を一切使用せずに養殖された最高級のエビとのこと。
天使の名に相応しい上質な味わいに脱帽です。

 
 
 
 

そしてデザートはお約束の桃のコンポート。
キリリッとしたシャンパンゼリーと甘くて濃いバニラアイスが相性抜群です。

 
 
 
夏の終わりのひとときに、素敵なランチタイムはいかがですか。
旬の食材をおりまぜて提供される「虫狩」のお料理は、とっても魅力的ですよ。
 
 
 
 
 

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第4の味!? 苫小牧の「カレーラーメン」

ラーメンと言えば「みそ」「しお」「しょうゆ」の3つの味がおなじみです。
 
しかし苫小牧には全く別の味のラーメンが存在します。
カレーラーメン」です。
 
1965年(昭和40年)に苫小牧の「味の大王」で考案されたのが始まりとされ、それ以来苫小牧近郊の人々に大変親しまれているメニューです。
当時から人気のあった「カレーライス」と「ラーメン」を融合させようと、先代の店主が試行錯誤の上に完成させたとのこと。
既に前述の「三味」がラーメンの定番として根付いており、カレーラーメンには賛否両論もあったようですが、今ではすっかり人気メニューとして、また苫小牧のご当地ラーメンとして、人々に知れ渡っております。
 


 
現在の「味の大王総本店」はウトナイ湖近くの国道36号線沿いにあります。
広い店内は、大勢のお客さんでいつも賑やか。
そして、そのお客さんの半数は「カレーラーメン」を注文するそうです。
  

 
カレーラーメンのスープペーストには、多種多様のスパイスが配合されているとのこと。メニュー表に詳しく書かれていて、つい読み込んでしまいます。
 
 
 

 
カレーラーメン登場! 餃子も一緒に頼みました。
スープは普通のラーメンよりも、少しとろみがありカレーらしさが伺えます。
麺と一緒にスープをすすると最初に感じられるのが、華やかな香りと強めの辛味。
カレーらしいピリっとしたスパイシーな後味は、他のラーメンにはない新鮮さ。
厚切りのチャーシュと炒めモヤシも、不思議とスープにマッチします。
コシの強い太めの麺が、しっかりとカレーのスープを絡めとってくれるのはお見事。
 
長年にわたって市民に愛されることがよくわかる、大変美味しい一杯でした。
サイドメニューの餃子もリーズナブルなお値段で、ボリュームたっぷり。
こちらも美味しかったです。
  

「みそ」でも「しお」でも「しょうゆ」でもない、第4のラーメンを、この苫小牧で一度体験してみませんか?
 


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ウニの宝石箱

今年も味わって参りました。積丹半島のウニです。
ウニ丼をウリにするお店は数多くありますが、その中でも一押しのお店を紹介します。
積丹市街からさらに車で20分ほどの、来岸という集落の国道沿い。
「なぎさ」という小さなお店です。
メニューはウニ丼だけ。ウニ漁期にだけ営業しています。
 

 
ここのウニはとにかく新鮮さのレベルが違います。
基本的にその日の朝に採れたウニしか出さないとのこと。
扱っているのは「ムラサキウニ」「バフンウニ」の2種類。
滋養たっぷりの昆布を食べて、きれいな海の中で丸々と太ったウニたちそれぞれの味を楽しむことができます。
どんなに輸送技術が発達した現在においても、店のすぐ前の海で転がっているようなウニをほぼそのまま出すという「究極の産地直送」に適うところはないでしょう。

 
 
  
私はこの「なぎさ」を毎年訪れていますが、一昨年からは「ハーフ&ハーフ」という、ムラサキウニとバフンウニを半分づつ載せたメニューも登場。
一種類丼もいいですが、両方の魅力が味わえるこちら「二色丼」もおすすめです。
 

 
ウニ独特の深い甘みと鼻の奥を心地良くくすぐる磯の香り。
さぁっととろけるような贅沢極まりない食感。
ムラサキウニの後味のよさと上品な甘み、そしてバフンウニの深いコクと濃厚な旨み。両ウニの良さが一度に味わえる究極の丼です。

 


なんて美しい姿なのでしょうか。
言い古された表現かもしれませんが、まさに「海の宝石箱」をひっくり返したように光り輝いております。その煌びやかな粒の一つ一つに、極上の美味しさが凝縮されているのです。
それらが渾然一体なり、口の中で一気にほぐれるのはまさに感動的。
食の快感が、全身を奔流となって突き抜けます。
 
都会で食べるウニとは全くの別物でした。
おそらくここのウニ丼を味わった人は「ウニ観」が大きく変わることでしょう。
もちろん私もその一人です。
例え高級寿司店のウニであっても、どんなに新鮮さを売りにした居酒屋のウニでも、申し訳ありませんがここのウニの足元にも及びません。
 
世界を変えるほどの美味しさ。なぎさのウニ丼。
さぁ、まよわず積丹へ。
 
 
ちなみに、ムラサキウニ丼は2000円、バフンウニ丼は3000円です。
ハーフ&ハーフは2500円と、これまた信じられないほどのロープライス。
悪天候などでウニ漁に出られない場合は、休店の場合もあります。
また、漁獲量の少ないバフンウニは、日によって扱いのない場合もあります。
事前に電話で確認するのが良いかと思います。
営業は8月いっぱいまで。これも多少前後するとのことでしたので要確認。
お店の方は、とても親切に対応してくれるので安心ですよ。
 
 
 
 
「なぎさ食堂」 
0135-46-5308
 

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素敵な店員さんと本格インドカレーのお店

今回紹介するのは「ボンベイブルー」というお店です。
岩見沢の教育大近くにお店を構える、本格的なインド料理店。
香ばしくて風味豊かなボリュームのあるナンと、本場仕込みのスパイシーなカレーがとっても魅力的なお店です。
 

  
専用の釜で焼き上げられるナンは、本当に絶品!
一度食べるとやみつきです。
プレーンなナンの他にも、バターやガーリックなど、いろいろな風味も選べます。
下の画像はノーマルなプレーンナン。大きくて画面に収まりきりません。
 

  
そしてインド人の店長さんオススメのカレーメニューは、この「ボンベイスペシャルカレー」です。(1350円)
辛さは5段階の中から選ぶことができ、今回は「辛口」をチョイス。
 

 
27種類ものスパイスをブレンドしてあるとのことですが、程良くマイルドで口当たりも実に日本人好みに仕上げられています。
ピリっとした辛さと後味のさわやかさのバランスが絶妙。
気になるスパイス独特の匂いも控えめで、素材の風味を壊しません。
焼きたてナンとの相性も抜群です。
 
大きなナンはとても食べ応えがあるのですが、あまりの美味しさに追加注文。
お次は「バターナン」です。
 

 
つやつやの光沢が食欲を刺激!
ほんのり甘い香りにバターのコクが加わります。
焼き立てをカレーにつけて食べると、気分はもうボンベイブルー。
 
ランチタイムにはリーズナブルなセットメニューも用意されています。
とても人気があり、お昼は待つこともあるかもしれません。
 
その人気のひとつは、店長さんをはじめ店員さんの素敵な接客と話術。
今回もたくさんお話を楽しんできました。
インドのこと、料理のこと、お店のこと、とても気さくにお話してくれます。
記念撮影にも気軽に応じてくれます。
 
料理も美味しく、店員さんとのふれあいも楽しいお店。
ボンベイブルーの世界に行ってみませんか?


 

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(地図は岩見沢本店。琴似にも支店があります)