第4の味!? 苫小牧の「カレーラーメン」

ラーメンと言えば「みそ」「しお」「しょうゆ」の3つの味がおなじみです。
 
しかし苫小牧には全く別の味のラーメンが存在します。
カレーラーメン」です。
 
1965年(昭和40年)に苫小牧の「味の大王」で考案されたのが始まりとされ、それ以来苫小牧近郊の人々に大変親しまれているメニューです。
当時から人気のあった「カレーライス」と「ラーメン」を融合させようと、先代の店主が試行錯誤の上に完成させたとのこと。
既に前述の「三味」がラーメンの定番として根付いており、カレーラーメンには賛否両論もあったようですが、今ではすっかり人気メニューとして、また苫小牧のご当地ラーメンとして、人々に知れ渡っております。
 


 
現在の「味の大王総本店」はウトナイ湖近くの国道36号線沿いにあります。
広い店内は、大勢のお客さんでいつも賑やか。
そして、そのお客さんの半数は「カレーラーメン」を注文するそうです。
  

 
カレーラーメンのスープペーストには、多種多様のスパイスが配合されているとのこと。メニュー表に詳しく書かれていて、つい読み込んでしまいます。
 
 
 

 
カレーラーメン登場! 餃子も一緒に頼みました。
スープは普通のラーメンよりも、少しとろみがありカレーらしさが伺えます。
麺と一緒にスープをすすると最初に感じられるのが、華やかな香りと強めの辛味。
カレーらしいピリっとしたスパイシーな後味は、他のラーメンにはない新鮮さ。
厚切りのチャーシュと炒めモヤシも、不思議とスープにマッチします。
コシの強い太めの麺が、しっかりとカレーのスープを絡めとってくれるのはお見事。
 
長年にわたって市民に愛されることがよくわかる、大変美味しい一杯でした。
サイドメニューの餃子もリーズナブルなお値段で、ボリュームたっぷり。
こちらも美味しかったです。
  

「みそ」でも「しお」でも「しょうゆ」でもない、第4のラーメンを、この苫小牧で一度体験してみませんか?
 


大きな地図で見る