本物の豚丼

豚丼
 
さて、これはどう読むのでしょうか?
答えは「ぶたどん」です。少なくとも、この北海道では。
 
豚汁は「とんじる」「ぶたじる」と、両方の呼び名が混在していますが、
こと豚丼に限っては、ほぼ全ての北海道民が間違いなく「ぶたどん」と読むでしょう。
 
それだけ「豚丼」は北海道民に深く愛されるメニューなのです。
 
 
豚丼は、もともと十勝・帯広が発祥とされています。
その定義を簡単に説明しますと、

1・厚切りの豚肉(部位は、ロース・ヒレ・バラなど)をじっくり焼いて使用
2・甘辛いタレで味付けを行う
 
このように、とてもシンプルな丼物です。
 
最近は大手外食チェーンなどでも「豚丼」を提供しているのですが、
北海道のそれとは大きく内容が異なる、似て非なるもの。
また、一部では「とんどん」とも称されている場合があります。

 
そのため、あえて「十勝(帯広)豚丼」と呼称するお店もあります。
  
そして今回紹介するのは、そのままズバリ「十勝豚丼」のお店、「いっぴん」です。
  
http://www.konnanodo.com/shop/ippin/
 
本店は帯広市
そして嬉しいことに札幌市内にも数店舗を展開しています。
その中の東雁来店に行ってまいりました。
 

 
最近オープンした郊外型SCの一角に出店。
交通量の多い国道沿いでもあるため、いつも賑わいを見せています。
 
「いっぴん」の特徴は、なんといっても「炭火焼」でしょう。
備長炭と白炭を使用してじっくりと焼き上げられた豚肉は、どこまでもジューシィ。
滴り落ちる肉汁が、極上の旨みいっぱいであることを主張します。
そしてその肉の大きさも特筆もの。フタに収まりきらないほどなのです。
もちろん、肉は毎日十勝から直送。正真正銘の十勝豚丼です。
 

 
パカっと開けると、そこは豚肉の華麗な一人舞台。
 


 
心地よく鼻の奥をくすぐる香ばしさと、ツヤツヤと美しい光沢。
このビジュアルは、もはや反則的ですね。
ある人の言葉を借りれば、宝石箱そのものです。
 

 
そして、もうひとつの主役・タレにも注目。
ここでは、北海道民なら誰でも知っている「ソラチ」の製品を使用しています。
甘すぎず辛すぎず。
炭の香りを活かしつつ、美味しさをギュッと引き立てるバランスは見事。
それもそのはず、この「いっぴん」はソラチが経営してるのです。
タレのことを知り尽くしたソラチが、いよいよ本気を出してきたようですね。
  
極上の十勝豚肉と、旨みを引き出しつくす調理法、そしてそれらを纏めあげるタレ。
三位一体のコラボレーションは、まさに逸品。
 
さぁ、ぜひ一度味わってみてください。
これが本物の「豚丼」です。

 
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