選べる3つの部位 〜十勝豚丼の「とん田」〜

久しぶりに道東圏の十勝・帯広のお店です。
 
ちなみに「道東」といってもその範囲は広く、帯広を中心とした「十勝地方」、「釧路地方」「根室地方」、そして網走や北見の「オホーツク地方」に分かれます。
※オホーツク地方は「道北」に区分される場合もあります。
 
もちろんそれぞれの地域には、美味しいものがたくさん。
 
根室市の花咲ガニや、厚岸町のカキ、網走市のタラバガニ、旧常呂町のホタテに羅臼町の昆布など、道東にはその地区を代表する新鮮な海の幸があります。
 
しかし十勝・帯広では面白いことに「豚丼」が名物として定着しています。
この十勝地方と「豚」のかかわりは、多くのサイトで紹介されておりますのでここでは割愛いたしますが、今回は、その豚を余すことなく美味しく食べられる料理=「豚丼」をご堪能ください。
 
実は以前の記事でも豚丼(十勝豚丼いっぴん)を紹介しました。
http://d.hatena.ne.jp/hiro1578/20100515/1273933149
炭火焼にこだわった、とても美味しいお店です。
札幌圏にも数店舗ありますので、道央にお住まいの方でしたら比較的気軽に食べに行くことができると思うのですが、今回紹介する「とん田」は帯広にしかありません。
 
ですが、この「とん田」、険しさで有名な交通の難所・日勝峠を越えてでも行く価値のあるお店だと思います。
 

ということで行ってきました。
外観は普通のお食事処といった趣です。
私が訪れたのが平日の正午前でしたので、比較的お客さんは少なめでした。
ですが、休日ともなるとお店の前は大行列。
長〜い待ち時間を覚悟する必要があるでしょう。
 
とん田の特徴は「十勝産の豚肉を100%使用している」、ということ。
鹿追町で育てられた、とても柔らかくて旨みの強い上質な豚肉です。
まさに地産地消。新鮮な豚肉が毎日近場から供給されるのです。
注文を受けてから、一枚一枚手で切るという丁寧さもポイント。
それを専用のオーブンでじっくりと焼き上げると、余分な脂がぬけて、肉本来の旨味がさらに引き立てられていきます。
 
もうひとつの特徴は「ヒレ」「ロース」「豚バラ」の3つの部位から選べるということ。実は肉の部位を選べるお店というのは珍しいそう。
オススメは豚バラ、脂っこいのが苦手な方にはヒレやロースも人気です。
私が頼んだのは「ロース」でした。

なんて美味しそうなのでしょう。
見事なまでにしっかりとした肉質。
噛むごとに豚肉の旨みを口の中全体で楽しめます。
甘辛いタレとの相性も抜群で、食べ進めてもくどさを感じません。
ボリューム感もたっぷりで食べ応えがあります。
しかも値段設定は、680円というお安さ!素晴らしいです。

丁寧な調理がされている分、料理の提供にはやや時間がかかりますので注意!



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炭火焼きの風味がお好きな方には「いっぴん」を、そして十勝産の肉をダイレクトに味わいたいときには「とん田」をオススメいたします。