辛さと旨さと

スープカレー「木多郎」に行ってきました。
札幌の澄川に本店を置き、道内では岩見沢と網走に、道外では千葉に支店を構える有名店です。
本日訪れたのは、昨年オープンしたばかりの岩見沢店。
交通量の多い国道12号線沿いにあり、平日にもかかわらず店内はとても賑わっていました。
 
店内に入ると、さっそくスパイシーな香りに包まれます。
客席からよく見えるオープンな厨房では、忙しそうに、そして手際よくお兄さんが調理をしています。
こういった作り手の顔が見えるお店は、個人的に大好き。
これから食べるスープカレーへの期待がグンと高まります。
 
メニューはバラエティ豊か。
「チキン」「ポーク」の他にも魚介系、そして網走店で人気という「ラム」もありました。
今回はポーク&野菜をオーダー。
辛さは7段階中の3番目にしました。
 

 
ちなみに4以上は追加料金が発生するという一般的なシステム。
「0」という辛味抜きも選べます。
 
 
 
 

さぁ出てきました!この色鮮やかさ、華やかさ。
そして圧倒的なボリューム感。これはとっても絵になります。
食欲中枢が臨戦態勢に入りました。
湯気に乗って漂う上品な香気が、それに一層の拍車をかけてくれます。
 

 
ぐぐっと「本体」を拡大。
 
「ポーク野菜」と銘打つだけあり、厚切りの豚肉がごろりんと3個入り。
お野菜は、トマト・ナス・ピーマン・ニンジン。見えづらいのですが「菜の花」も。
緑黄色野菜のオンパレード。なんて素晴らしいのでしょう。
 
3番目の辛さでしたが、これでも十分にカレーの辛さを楽しむことができました。
人によって差はあるかと思いますが、じんわりと額に汗をかくレベル。
やや赤みがかったスープに、これでもかと溶け込んだ辛味と旨み。
まろやかで、そして刺激的な風味が口の中で広がります。
ちょっぴり固めに炊き上げられたご飯も、スープに浸してサラサラと喉を通っていきます。
 
ポークはスプーンでも切れてしまうほどの柔らかさ。
そこからあふれるジューシーな肉汁が、スープにさらなるコクをプラスします。
 
お野菜の美味しさも特筆ものでした。
どれもとてもいい味を楽しめたのですが、中でも「菜の花」は絶品です。
やや強めに炒められ香ばしさを身に纏い、ふんわりしんなりとした菜の花。
これが、ここのスープに絶妙に合うのです。
ごくごく弱い菜の花特有の苦味と、スープの辛味、そして数多のスパイスとのコラボレーション。
今までに食べたスープカレーの具材としては、最高の味わいでした。
 
 
 
至福のスープカレータイム。
どのお客さんも、満足そうな顔で帰っていくのが印象的でした。
木多郎、いいお店です。
 
 
 
 

大きな地図で見る